【シャネルズ/ラッツ&スター】の曲 BEST12

ベスト12って、めちゃくちゃ中途半端。
本当はベスト30くらい選んでみたかったけど、横並びに好きな曲が多いので難しかった。
かといって、ベスト10ではちょっと物足りないし。シャネルズが常連だったという歌番組のタイトルではあるけど。

で、ベスト12。1ダース。

とはいえ、さすがに40年も聴き続けていると多少なりとも好みは変わる。小学生がアラフィフになってるわけだからね。
そこで、“初めて聴いたときの衝撃度”と“今改めて聴いても「好き」と思えること”を基準として、順位付けしてみた。

ちなみに、カバー曲は入れてない。オリジナルソングのみ。

「え?」という結果になるかもしれないけど、個人的な嗜好なので許してほしい。



……というわけで、12位から。


<12位> 雨の日のローラ

作詞:湯川れい子 作曲:和泉常寛
Vo:鈴木雅之

シャネルズ時代の曲にはない、大人のラブソング。いつ聴いても、なぜか鮮度が高い。


<11位> 愛しのアンナ

作詞:田代マサシ 作曲:鈴木雅之
Vo:新保清孝

ヤングアダルト向けラブソング。とてもシャネルズらしい、鈴木さんと田代さんらしい曲。


<10位> 今夜はフィジカル

作詞:麻生麗二 作曲:井上大輔 
Vo:鈴木雅之

クールでファンタスティック。この辺から、ラッツ&スターもアダルト路線に?
※成人向けではなく、大人向けという意味で。


<9位> 星空のサーカス

作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一
Vo:鈴木雅之

シャネルズ時代を回顧するかのような、Doo-wop。大瀧さんらしい透明感のある曲。


<8位> 恋の4回戦ボーイ

作詞:麻生麗二 作曲:鈴木雅之
Vo:久保木博之

ユーモラスな中にもペーソスが織り混ぜられた、ほろ苦い恋愛ソング。


<7位> 渚のウエディング・ベル

作詞:湯川れい子 作曲:井上大輔
Vo:鈴木雅之

とにかく甘い。これを聴くと、もう1回結婚したくなるので要注意。


<6位> 憧れのスレンダー・ガール

作詞:田代マサシ 作曲:鈴木雅之
Vo:鈴木雅之

これは説明いらないでしょ。シャネルズの名曲のひとつ。


<5位> もしかして I LOVE YOU.

作詞:田代まさし 作曲:松村邦男
Vo:鈴木雅之/鈴木聖美

デュエットしたくてもできない(歌える人がいない)、隠れた名曲。


<4位> 彼氏になりたい

作詞:麻生麗二 作曲:井上大輔
Vo:鈴木雅之

ポップな曲調と、切ない歌詞のコントラストがたまらなく好き。


<3位> ダウンタウン・ボーイ

作詞:田村勇気 作曲:鈴木雅之
Vo:鈴木雅之

ポップな曲調と、泥臭い歌詞のコントラストがたまらなく好き。


<2位> 渚のスーベニール

作詞:田代マサシ 作曲:鈴木雅之
Vo:鈴木雅之

好き。イントロ聴いた瞬間、心を奪われる。


<1位> 浮気なエンジェル

作詞:田代マサシ 作曲:鈴木雅之
Vo:鈴木雅之/久保木博之/田代まさし/佐藤善雄

理由はいらない。好き。もう、とにかく好き。



まさか“浮気なエンジェル”が1位とは、誰も予想しなかったに違いない。

“ランナウェイ”はどうした!シャネルズ4部作は!!
“め組のひと”はどこ行った!?
“Tシャツに口紅”は!?
“夢で逢えたら”は!!?

って声が、どこからともなく聴こえてきそう……。

11位、12位あたりは、私もさすがに迷ったんだけどね。

今夜はフィジカル

小学校・中学校時代は、母から奪ったシャネルズ時代のレコードだけを聴いていたので、ラッツ&スターになってからの曲を聴いたのは、多分、高校生になってからか、もしくは大人になってからだったと思う。

だから、“め組のひと”も知ってはいたけど、自分でCD買うまではちゃんと聴いたことがなかった。

当然ながら、小学校に入るより前から(母に)聴かされ続けたシャネルズ時代の曲の方が、思い入れは強い。


そうは言っても、ラッツ&スター以降の曲が嫌いなわけじゃない。

シャネルズ時代に比べて路線はかなり変わったけど、いい曲はたくさんある。

アルバム『SOUL VACATION』に収録されている“今夜はフィジカル”は、ラッツ&スター以降の曲の中ではインパクトもあるし、かなり好きな方。

それまで「フィジカル」とか「マッチョ」なんて言葉を耳にしたことなかったので、1つひとつ辞書で調べていった。

いや、もしかしたらフィジカルは英語の授業で習ってたのかもしれないけど。

とりあえず、歌詞の雰囲気から「そういう歌なんだな」というのは、なんとなく理解できた。

ただ、「マッスルマン」と「マッチョマン」の違いがわからず、アホみたいに悩んだ。

夜、布団の中で歌を聴き、歌詞の情景をそのまま脳裏に思い描きながら眠りに落ちるのが習慣だったのだが、その妄想のなかでマッスルマンとマッチョマンをうまく描き分けできなかったのだ。


そして、見つけてしまった。

ラッツが”今夜はフィジカル”を歌っている動画を。

久保木さんのアップから始まる、めちゃくちゃ貴重でしょっぱなから私をドキドキさせてくれる映像なんだけど、フロントの4人がドイツの軍服みたいな衣装を着てるの。


歌詞の内容とコスチュームが、なんとなくビレッジピープルと重なった。

ビレッジピープルの“Y.M.C.A”も、定期的に聴きたくなる曲のひとつ。


ビレッジピープルは、メンバーチェンジしながら今も活動を存続してる。
だけど、私はラッツ&スターにはそれを望まない。

鈴木さん自身も『シャネルズ/ラッツ&スター』のなかで、そう言ってたよね。今も同じ気持ちでいてくれると、信じたい。