リードボーカル、田代まさし。
シャネルズのアルバムに収録されているカバー曲のうち、私が2番目に好きな曲。
田代さんリードボーカルの曲はいっぱいあるけど、そのほとんどがスローなラブ・ソング。
シャネルズ時代なら、
“涙のテレフォン”
“パシフィック(夏は罪つくり)”
“恋愛専科”
とか、この辺り。
ラッツ&スター以降の曲だと、
“One Dream Night”
でしょ。
“夏の光と影”
“You Can Win”
なんて、オールファルセットだよ。
カバー曲も“PEPPERMINT TWIST”のほかに“SILHOUETTES”とかあるし。
個人的には、田代さんの曲というと“恋愛専科”が好きだったな。小学生の頃は。
今思うと、小学生が聴くような曲じゃないけど。
でも、“PEPPERMINT TWIST”はもっと好きだった。
オリジナル曲とあわせても、ランキング上位に食い込むくらいには好きだったんじゃないかな。
田代さんは、声も歌い方も顔も動きも…あ、動きは見たことなかったか。当時は。
まぁ、とにかく田代さんって、小学生当時の私が聴いてもビターチョコレートみたいな甘い声してて、歌い方も粘度が高めだから、しっとりとしたラブ・ソングを歌われると、ちょっと胸やけしちゃうんだよね。あくまでも個人的な意見。
ところが、あの粘着質なチョコレートボイスでポップなナンバーを歌われると一転、そのねちっこさが癖になる。
“BOOGIE WOOGIE TEENAGE”の田代さんのパートもいいし、“ダウンタウン・ボーイ”の「みんな一人で 産まれて来たのさ 生きるのも一人で 死ぬのも一人さ」の、ちょっと投げやりに聞こえる感じも好き。
改めて聴いてみると、小学生の頃はスロー・ナンバーだと思って聴いてた“恋愛専科”も、田代さんの曲の中では結構ポップな部類に入ることに気付いた。
病みつきになるはずだわ。
そして多分、“You Can Win”もこっち寄り。
本家 Joey Dee & Starliters が歌う“PEPPERMINT TWIST”はサラッとした高音だし、どっちかというと久保木さん向きな曲だと思うけど、それを田代さんが歌ってるっていうのが面白い。