ついには、シャネルズの写真集【ザ・シャネルズ】を購入してしまう。
定価よりも、すっごい高値で買っちゃったけど、今の私にとってはそれ以上の価値がある書籍だった。
ところが、ページをめくるうち、なんともいえない悲しい気持ちになってくる。
私の知らない時代。
私の知らない街。
私の知らないシャネルズ。
私の知らない久保木さん。
これは、いわゆるジェラシーというやつだろうか。
二度と戻ることのない時代、出会うことのない人たち。
「それにしても」と、写真集をめくりながら改めて思う。
シャネルズのメンバーは、みんな可愛い顔してたんだな。
ヒゲ率、サングラス率が高いし、スーツなんて着てるから、レコードのジャケット写真を眺めていた小中学生の頃は、シャネルズのことおじさんグループだと思ってたけど。
今になって見ると、みんなめちゃくちゃ可愛い。
でも、いちばん可愛いのは、やっぱり久保木さん。
黒塗りしてない久保木さんも素敵。