粗削りなコーラスが魅力

昔の映像とか見てると、ラッツ&スターのステージは本当にカッコよかったんだなと、しみじみ思う。

そりゃ、人気あるはずだよね。

そう考えると、一度たりともステージを見たことがなく、メンバーがどんな個性を持っているのかも、どんなパフォーマンスをしているのかも知らずに、ただ曲だけ聴いてあそこまでラッツ&スターに夢中になれた私って、ある意味すごくない?


実際、シャネルズ時代の曲もラッツ&スター以降の曲も「なぜ売れなかったんだろう」っていうくらい、よい曲がたくさんある。

もしかすると、ステージのカッコよさが仇になったのでは?

今さらながらにラッツ&スターのステージを見ながら、ふと思う。

もっと、ちゃんと曲を聴いてくれるファンがたくさんいたら、もう少し長く活動できたんじゃないかって。

でも、あのステージがあったからこそ、一時代を築くことができたのも確かなんだよね。
やっぱり、カッコいいもん。


小学生の頃からラッツの曲を聴き続けて、とことん惚れて。
35年の月日を経て、改めてラッツのステージに惚れ込んで。
そして、なぜか今になって、久保木さんに骨抜きにされて。

なんか、もうYouTubeには感謝しかない。
リスクを顧みず動画をあげ続けている人たちにも、感謝しかない。

ライブとか歌番組の映像は、今まで知らなかったラッツのパフォーマンスを見ることができるっていう意味ですごく貴重なんだけど、あの生音源もいいんだよね。
生音源だと、久保木さんの声が結構しっかり聞こえるから。


歌番組なんかで聴くラッツのコーラスは、決して完璧じゃない。
でも、当時はそのちょっと粗削りなところが、彼らの魅力だったんだよね。

それ考えると、再集結のときのラッツ&スターは完成度高かったなぁ。