久保木博之さんへのラブレター #12

「久保木さんには普通の人でいてほしい」などと殊勝なことを言いつつ、こうして大々的に公開ラブレターを書くという行為には、我ながら矛盾を感じずにいられない。

「好き」という感情は、つくづく矛盾と理不尽の総結集なのだなと思う。


あまりにも「好き」の感情が大きくなりすぎて、壺に向かって叫ぶ代わりに、文字にしてみることで今の気持ちを整理できるかと思ったが、どうやらそんな簡単なことではないらしい。

だったら、今はいっそ、思い切りこの感情に溺れてみようと思う。


正直な話をすると、こうして専用のブログを立ち上げてまで久保木さんへの想いを綴ろうと思ったのは、やはりこの気持ちを久保木さん本人に知ってほしかったから。

私の目に映る久保木さんが、どれだけ素敵な人なのか。
それを、久保木さん本人に伝えたかったから。


数年後。十数年後でもいい。
いつか久保木さんが、このラブレターを見つけてくれますように。

そして、この国の片隅の人口10万人にも満たない田舎町に、少女時代からしつこくラッツ&スターにあこがれ続けるファンがいること。久保木さんに恋焦がれる一人の女子(?)がいることを、知ってほしい。


久保木さん。
すごく、すごく好きです。大好きです。
私は今、少女のように久保木さんに夢中になっています。

多分、これまで40年近くもの間ラッツ&スターのファンでいたように、私はこれから死ぬまで久保木さんを想い続けるのだろうと思います。

そんな私が久保木さんに対して願うのは、ただ「幸せでいてほしい」ということ。

どうか、これからも普通の人として、普通の幸せを。
そして、これは誰か一人の努力で叶うことではないけれど、願わくはラッツ&スターの再々集結を。

もう一度、27年前の再集結のときのような笑顔を、ファンの前で見せてください。


そんな矛盾だらけの気持ちと、永遠に叶うことのないこの想いを、ラッツ&スターのトップテナー久保木博之さんへ。

最初で最後の、ファンレターに代えて。